230913_会社で僕は初めて涙が出てしまった①

かめたのコツコツ発達日記

今日、初めて会社で涙が出てしまった。

ADHD由来の脳内多動もある僕は、
日中の眠気は服薬により抑えている。

昨日は21時前までの仕事で帰りが遅く、
十分な睡眠時間が取れなかったためか、
コンサータを飲んでも眠気が取れず、
作業にも集中できず午前中に寝てしまった。

午後、アニキ先輩が声をかけてくれた。

僕は、頭がいつも以上に回らずに、
言葉がまるで出てこなくて黙ってしまうと、
アニキ先輩は、
1人で抱えないでどんなことでも話してみたらいい。
調子がわるい時は、調子がわるいと報告してくれていい。
おれに話しづらければ、他の誰かでもいいし。

そう言ってくれても今日は脳内多動が酷く言葉が出てこず、
まあ、無理しておれに話さなくても大丈夫だよ、
と、そう言わせてしまった。

違う、アニキ先輩に言いたくないわけじゃない、
それだけは伝えたくて、先輩になんとか話をした。
「今日は、どうも薬の効きがわるいのか、頭がうまく回らなくて、それで言葉も出なくて、アニキ先輩だから言えないわけではなくて。
言えなかった理由は、僕の調子のわるさは、内服してる薬の副作用だったり、元々の作業整理の難しさだったり、記憶のできなさなので、一時的なものとは限らなくて、だから、それを言えば改善の余地がないと思われ働けなくなるのではないかと怖くて。」

そう言いいつつ、涙が出てしまった。

「働きたくて、僕もできるようになりたくて、でもできなくて。経験も忘れてしまうから帰ったら全てをメモして、僕は模型の作り方すら、体で覚えられず忘れるからやり方を全てメモして、作る前にメモを読んで思い返してから作るんです。でも、追いつかない時があって。」
そう伝えた。

「かめた君がすこし人と違うところがあるというのは薄々みんな気づいてたことだし、その理由がハッキリしたところで辞めさせられることはないよ。
むしろ、こちらもどうしたらいいか分からなかったから、つらそうにしている理由が分かってよかったよ。
それとさ、かめた君のやりたいという意欲も感じている。
あくまで仕事だから、かめた君に求める基準は下げたりしないよ。基準を下げてほしいわけではないって言っていたからそれで大丈夫かな?だけどさ、かめた君は、初めての作業だからできていないところもある、それぐらいしか今は感じていないよ。」

そう、アニキ先輩は僕に言ってくれた。
障害を抱える僕を障害者扱いをせず、みんなと同じ基準を求めつつ、
その基準から僕は外れていたりしないよ、そう言ってくれて、
僕はとても嬉しくて泣いた。

「僕は、障害を抱えているからといって、仕事に求める基準を下げることはできない。それはかめた君の望むものでもないと思うから。だけどさ、それと体調がわるいことは、無関係だから休んでいいんだと思うんだよ。その頻度が人より多くてもしょうがない。無理して働いてもパフォーマンスは落ちるから、そのために休む。障害を抱えているから、ではなく、誰もが体調が悪い時には休むべき。だから、今日は定時ですぐ帰って、明日、ベストのパフォーマンスに調節できるようにして。むしろ帰りなさい!笑」
そう言ってくれた。

先輩は僕が障害者だから配慮をくれるわけではない。

僕が障害者だから、
何かを甘く見てくれるわけでもない。

疲れや体調不良があるならば誰もが休むべき、だから僕も休むべきだよ、と
みんなと同じただの人として、
僕に配慮をしてくれている、ただそれだけ。

会社で僕は涙を流しながら、はい、と答えた。

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